1990 3号

キャトルクラブの会員の方でキャトル売りに出している方が居ると聞き、流石に初めは家にはもう2台あるのでこれ以上はと思いました。噂で「凄いキャトル」と聞いており、その話と値段を聞き我慢できずに考え出した作戦は。そりゃ3台キャトル持ってると「バカだけど」2台の内の1台売って買えば、2台のままだ!そりゃそうだ。何年も動かしていないと聞いていましたが、そんなのはどうにでもなるだろ。何年も動かしていないという事で自走は辞めた方が良い、と 積載車で運んで貰う。現車見ていないし、挨拶と支払いもあるので。新幹線で東京まで行き帰りは陸送屋さんの積載車に載せてもらって帰る。

引き取り
誇りを被り凄い状態だった・・・・・聞けば、長い間乗らずに置いておく時は、中途半端にシートは掛けないほうが良いらしい?1週間ほどで新年を迎えようという日曜日早朝。
早朝にもかかわらず朝霞のK氏がお見送りに駆けつけてくれました、積載車に積まれ哀愁が漂ってます。こんな道楽許してくれる奥さんに感謝!
結局2号を嫁に出しました。嫁入り先はキャトルクラブの会員のKさんで「車を手放されてしばらく経つがまた欲しくなった」との事で引き取って頂きました。これがまた後で気が付いたのですが、この3号を引き取りに行ったお宅と同じ町内で、3号元オーナーとは幼なじみらしく。何をしてるんだか?
年末大雪が降り、埃や汚れを掃除してくれました。1号2号がガレージの中に居るので3号は青空駐車?そうですこの時期は恐れていた3台体制。 ちょっと変体です、早々車検を受けに行くつもりです。ナンバーが無いので新規車検になります。

pege-top

車検を取得、ナンバーも付きましたナンバーは、ボンネットのプレートのナンバーと一緒にしました。家に来たときより随分綺麗になりました。多少凹みも有りますがこのまま外装はいじらずに乗るつもりです。
最初とはボンネットのウインカーユニットが変わっていますが車検の時、丸いレンズのウインカー(ダブル球・バルブは)、車検が通らず急遽とんぼ返りで、ノーマルのウインカーユニットに付け替えその日の内になんとか車検をパス慌てました。
この3号がやって来てピークで3台キャトルがありました。お
馬鹿です。
外観は主な変更点は
  •  アルミのオーバルグリル
  •   前後メッキバンパー
  •   ドアハンドル・メッキ
  •   ミラー・メッキ
  •   ボンネット・ウインカー丸
  •   ホイル・メッキカバー
  •   サイド・ウインカー菱形
  •   リヤハッチオープナーメッキ
  •   テールレンズメッキ
  • といった具合で光物三昧です。
このエンブレムも今では貴重な物です。すべて初めから付いていた物で、このパーツだけで幾らするんだろう?って感じです後大きな変更点としては、ドアに付いているサイドプロテクターは外し穴埋めをしてフラットに。ルーフには後付けのサンルーフが付く。
同じキャトルクラブの方で県内の奥村さんが製作したマグネット式ステッカー。意味はちょっと忘れた。
リヤウインドーに貼られているステッカー、現キャトルクラブのステッカーの元となったステッカー、フランスの修理工場のステッカーらしい。
シートカバーは家の奥さんの手作り、パターンから縫製まで1号の時に始まり、これでいったい何枚目だろう?
お気に入りの三連メーター、これも最初から付いていた物、何処までも至れり尽くせりのお買い得車であった。ドイツのVDO製で左から水温・回転・油温やはり付いていると高速道路・遠出の時など安心!灰皿のある場所に収まる。
これは後から唯一付けたメーター、電圧計その横に見える小さな丸いボタンは「電動ウオッシャーのボタン」楽チン、足でぺこぺこやらなくて済む。改悪にならないような改善が一杯成されている
あげ出せばきりが無いほどの改造内容、エンジンルームで目を引くのはまずシリコンコード・ボッシュのコイル・三つ葉の電磁ポンプ・エアーホーン・プラグは勿論イリジュウムこのエンジンが半端じゃなく速い!私が購入した時は10万キロぐらいだった、その前約7年ぐらいは動かしていない!3万キロ・7万キロぐらいで2度腰下までのオーバーホールを行っているらしいので、実質エンジンは走行距離より若い!クランクの真出しは1000分代まで行って有るらしく、前のオーナーによるとWRCのメカを勤めていた人が組んだエンジンだと言ってました。シリンダーヘッドの面研の都合で若干は圧縮も上がっているらしいが基本的にはエンジンはノーマルらしいです。
今では貴重になってしまった70年代TL用のグリルこれだけでまるで雰囲気が変わる。この頃ライトには車検対策用で、ノーマルライトにドリルで穴を開け、バイクのメーター周りなどに付いている、12Vのポジション球を入れた。バイクの物は防水用のゴムが付いているので、特殊な加工をしなくても穴を開けるだけで、付きます。配線はポジションから。
このエンジンでは飽き足らず、キャトルのキャブは28パイだが32パイ付けると、もう少し速くなるよ!と聞いておりずーっと何か無いかと企んでいた。その時レストアするつもりで買ってあった、アウトビアンキ・A112-アバルト・ベース車と部品取り車2台あってふとこのキャブ使えないかと?・・・・ビアンキのキャブはウエーバー・2バレル2ステージ32パイマニーホールドのベース部分の形は丸とオーバルでまるで違うし、そのままでは付けようが無いのでアルミ板でアダプターというかベースを作りその中で楕円から丸へ落とすように削りアクセルワイヤーやバキュームのパイピングなどは試行錯誤を繰り返しながらなんとか使えるように。
もう一発調子に乗ってマフラーをちょっと改造ノーマルのタイコに一本出しただけだがノーマルのタイコを後ろから見るとテールパイプの横にメクラ蓋がしてある、前から気になっていた「何で?」外したらどうなっているんだろう?穴の開いたタイコを使って「解剖」結果このメクラ蓋は前から真直ぐ来ているパイプの蓋だったここにテールパイプ付ければ2本出しになるじゃん!でも音はどうだろう?うるさくないかな。若干大きくなりますが、心地よい音です。エンジンの力も落ちないし、カッコイイかな。会社に転がっていたステンレスのパイプで作りました。
キャブレターの補足エアークリーナーなどはウエーバー用のカッコいい物も出ているが、そんな所でお金を使っても芸が無いのでなにか良いものは無いかと物色中、会社のくず鉄置き場に捨ててあった耕運機のクリーナーケースが目に留まる。勿論そのままでは付かないしいろいろ改造、なんとか使えるような状態に。初めは何の根拠も無いし、動くのかな?程度の感覚でした。でもちゃんと動くじゃないですか!「あら!不思議」でもまともには動いてくれません、通勤の足で乗っていたこのキャトル、通勤途中信号待の時など、すかさずボンネットを開け調整。日に日に調子も上がっていき、燃費がなんと下道通勤でリッター17キロ!ノーマルの28パイでも大体15`ぐらいだった。燃費がよくなった!おまけに2ステージだから加速側のバルブが開いた時など一段と加速が良くなった。嘘みたいなほんとの話。マフラーも良い音します。