ハマチャン号 

塗装
今回塗る色は簡単に言うと(えんじ:ディープ・マルーン)透明度のある色で、下塗りを作って塗るが、その前に意外なブラックを下塗りとして使う。まず先に中を仕上げ、乾いたところでマスキングをして外周を塗る。
これは室内の塗装が終わり乾かしているところ、ボディの色は下塗りの色です。ホイルの加工も残ってます。
塗装が終了しマスキングを剥したところでも塗装が終われば終わりじゃない。まだ仕事の半分ぐらいです。
塗装トラブルも無く終了・約半日
ここからが長い、まだモール類取り付け・部品組み付け・キャンバス張替え(外注)があるので早く動けるようにしなくては。
この状態で、せっかくなのでマスキングをしてシャーシも塗ってエンジンを積む準備。細かい所・塗りにくい所は先に刷毛・筆等で色を付けてから塗装する、筆で塗った事など全然解りません。
エンジン搭載、この車はクーラーレスなのでスッキリしています。
ドア4枚・リヤハッチのウエザーストリップ(ドアの周りに付いているゴム)はすべて交換、新しく弾力があるので初めのうちはうまく閉まらない。
今回使用したポジションランプ付きのレンズ、これがまたカッコいい。
後ろ周りも結構変更点があります。バンパー変更・ステー改造・ナンバー枠モール・ナンバー灯カバー・4Lエンブレム(輸出使用のゴールド!)・テールレンズ・リヤハッチオープナー上げ出せば限が無いぐらい。
どうだ! よほど詳しい人が見ない限り、パッと見は解りません。輸出仕様のゴールドのエンブレムが光っています。
初めはなんちゃって4Lってちょっと否定的だったのですが、手間をかけてここまで出来上がってくると、それはそれで有りかな、と思うようになってきました。
画像ではうまく色が出てませんが深みのある良い色が出たと思います。色見本がミニカーとカタログの写真だけだったのでどうなるかと思ってました。フロントウンドのメッキのモールはMINI用の物で使えます。

この作業で使用したパーツはすべて、オーナーの濱川さんが用意してくれたもので、R3でお世話になった谷垣氏の当時の部品取り4Lから剥ぎ取ってきた物です。そして塗り替えた色はカタログ・資料・ミニカーで「この色で」といわれ、「エッ?」写真では正確な色は判断しずらく、ミニカーでは面積が小さすぎる。「後でクレームつけないでね」と断り調色。納期は大体決まっていて2ヶ月ほどです、正直ぎりぎりの日数です。1ヶ月ほどしてはっきりした日にちが決まり。その
納車直後濱川氏は結婚!
「2次会に行くのに乗りたい」とも言ってました。だったらささやかな結婚祝いで、ベンチレーションのフラップはお飾りで動かなくても良いから付けて。という話でしたが、室内からちゃんと開閉できるように改造してあげました。東京まで納車も出来ないから、引き取りに着て頂きました。生まれ変わったキャトルと久々の対面、後で聞いた話しですが「ベンチレーションのフラップ動いたの見たときは涙が出そうになった」とその喜びようといったら。・・・・こっちは仕事と言っても趣味半分ですから、好きな事やって喜んでもらえて、苦労した甲斐がありました。