RENAULT4 PLEIN-AIR
1969年式 R1123-100-602775 エンジン型式800
845CC 4速トランスミッション 6V




プレネールを扱った、ちゃんとしたものがない?ことに気付き石垣さんに相談。
石垣さんから送って頂いた画像・コメントを元にまとめてみました。

2002年
プレネールの写真が知り合いのところから届いたのは、最初の連絡があってから2週間ぐらい後でした。「写真届いたよ〜」・・・・例によってシンプルなメールが届いたので、早速見に行ってみました。そこには、プレネールの写真が10数枚。見てビックリ!いやあ〜ビックリしましたぴっかぴかなんですよ、しかも外見だけじゃなくて、今も現役で使用されている固体だったんです。紛れもないピカ物!
 問題はお値段です。フランスのエージェントからも「プレネール相場から(そんなのあるの??)みても、かなり高い。」との情報を聞いており、それを日本に持ってくるとなると・・・資金を作らねば。現在持っている2台のクルマのうち、少しでも高く売れそうなクリオを売ることになり、日常のアシはキャトルGTL一本に、う〜ん機械音痴の私には苦しいかも・・・・しかしピカ物の写真を見てしまっただけに「これを逃したら、一生出合わないかも、出会っても買える状態にあるとは限らないし。」今も買える状態にあるかどうかということを考えもせずに、とりあえず前向きに考えていました。その後さらにプレネールの写真が届き、いずれも魅力的な写真ばかり、プレネールへの熱意は高まる一方、値段だけが未定のまま夏が過ぎていきました。やがてFBMが開催される10月が訪れましたが連絡がなく、プレネール熱もやや冷めかけていたとき、知り合いからメールが。「プレネールの輸入が出来なくなりそうです!。」現地価格が高すぎて、エージェントが採算に合わないと判断したそうです。 流石にがっくりきましたが、クルマ欲しい病になっていた私は、散々悩んで出した答えは、なぜかクラブの久保田さんから2CVを買うでした。機械音痴ぶりが治ったわけじゃありませんが、「なんとかなるさ〜〜〜〜多分」クリオを手放し、ここに奇妙な弱々しい2&4の、2トップ体制ができあがる。 続く↓
--------------キャトルクラブ会報より引用------------------

輸入〜2003FBM
Plein Air/プレン・エール 空気がいっぱいと言う意味を持つオープンモデル。ドアはなく、サイドパネルに切欠きが設けられていた。幌は上を覆うだけでサイドウインドーはなし。1967年から3年間だけ生産されている。
すべてはこの写真から始まりました。2002年の初頭だったでしょうか?あるショップの方から見せられて、虜になってしまったクルマ。それがこのルノー4プレネール。この写真に映っている女の子は前オーナーの娘さんだそうです。
エンジンルームにあるルノー御用達の袈裟メーカー、シンパーの印です。これがあるのが重要(Kさん談)とのことです。ちなみにこのシンパー製がプレネールの純正と言われており、生産台数は百数十台とのこと。現在は、日本に2台。フランスに5〜6台。イギリスに1台と言われているが定かではないようです。
2003年2月登録
新車から約30年以上、フランスにてワンオーナーで地中海沿いの別荘にあったもの。新車同様のミントコンディションで輸入された。
しかし、日本導入当初はいろいろと不具合はあり、主なところで、レギュレター接点不良・ラジエターコア交換・スターター&マグネットスイッチ交換を行なった。今では6ヶ月ごとに馴染みのショップ(武田モーターサービス)で点検をしている。そのおかげで現在は好調を維持、毎週のように秦野の町を走っている。
いろんなことがあってついに輸入されたプレネール。日本に着いたのは03年1月。ナンバーが付いたのは2月になってからでした。そのサイドビューです。
輸入当初に付いていて壊れていた(笑)ウインカーリレー。なんとシースルーです!
運転席周辺。初期型と次世代TLとが混合したような内装です。効果の程は定かではないが、ちゃんとヒーターも付いています。
サイドビュー、まさにジャングルクルーズ、フランスよりナイロビ辺りが似合いそう。
私(TAKASE)も数年前運転させて頂きましたが、まるで、安全バーのないジェットコースターのようで、スリル満点でした。運転席はまだハンドルを持っているから良いものの、助手席の奥さんは緊張し通しだと思います、うっかり居眠りでもしようものなら・・・シートベルトより、命綱がいりそうな?・・・ちょっと言い過ぎました。
近所の病院の庭に咲いている桜の前で。
意外にもフランス車というのも合います。
2003年初のFBM参加。八ヶ岳にて後続の山口さん撮影。こんな所をゴルフカートで走っちゃ駄目だよ。笑
日本にあるプレネール集合!(笑)一人で記念撮影。日本プレネールクラブジャポン(JPJ)副会長就任(笑)

以前,(JPJ)会長の高麗さんから、落着いたらいつか、全塗装してもらえますか。と頼まれていて、楽しみにしていました。
路上で行き倒れになった訳じゃありません、これも車山への移動中に撮ってもらったものです
栄えある日本プレネールクラブジャポン会長と副会長です(笑)初めての揃い組みで二人とも興奮してました!でもこの後、帰り道にてレギュレター不具合によりJAFのお世話になりました・・・
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ところがそんな矢先、話が急転。11月のミィーティングで谷垣氏・k氏に、「石垣さん、これはもったいない」・「これだけのものは滅多に出ない。追えますよ、これは!」・・・「追える?」一度はあきらめたプレネールでしたが、ふたたびチャンスが出てきたのです。再びプレネール熱が高まってきました。
プレネールを追うって?何をすれば良いの?2CV購入して、2&4になった矢先の話。「石垣君が、本気なら動くよ!」ここは腹をくくって、以前にも難しい固体輸入を、幾度となくされている両氏にお力を、お借りすることにしました。2CV譲っていただいた久保田さんには申し訳ないと思いながらも、プレネールへの情熱が最高潮に。「どうしますか?」「・・・・・お願いします!」短いやりとりのあと、「プレネールプロジェクト」が発足!「早速エージェントに連絡を取りましょう。」・・「売れていなければいいのですが。」・・「輸入する時はどのようにして・・・」数日間は、フランスとのやり取りを中心に怒涛の展開。数日後に連絡が入り「まだ売れていません、値段にはあまり変わりはないらしいですが。」・・「あとはエージェント代・・・・船代・・費用を石垣君が納得できるかどうかだね。」う〜〜〜ん充分すぎるほど考えてみました。何とかなりそう!出た!独身&実家住まいをこれほど良かったと思ったことはありません。「いつやっちゃいましょう!」「大丈夫なの??」・・「えっ・・ええ!」こうしてプレネール日本上陸2号機が誕生したのです・・・
まだまだ続く↓
2004〜2005
04FBM・・・2年連続FBMでのプレネール揃い組みです。お尻からの2ショット。
リゾリックス正面玄関前。雨宿り?。前が石垣号。後ろが高麗号。
2004FBMでのキャトルクラブの常宿、リゾリックスさんの玄関先にて。
・FBM会場にて。さすがに注目の的。
リゾリックスさんの玄関先にて。前が石垣号。後ろが高麗号
05修理中・・・この年はスターター、ラジエターなどに不具合が発生し、ちょくちょく馴染みの修理工場にお世話になりました。おかげさまで今は絶好調?です!
日本導入当初はいろいろと不具合はあり、主なところで、レギュレター接点不良・ラジエターコア交換・スターター&マグネットスイッチ交換を行なった。今では6ヶ月ごとに馴染みのショップ
(武田モーターサービス)で点検をしている。そのおかげで現在は好調を維持、毎週のように秦野の町を走っている。
何もないスカスカのエンジンルーム。やはりエアコンがないと広々としてますね〜奥にあるガラスビンみたいなのは冷却水です。セミトラも装着しています。
キャブレター・・・プレネールのキャブはSOLEX26です。GTL(28)よりも一回り小さい感じです。
05クラブイベント5月・・・八ヶ岳にて。これを撮った時は天気も良く、素敵な一枚が撮れました。しかしこの後
雨が降った上にラジエターの不具合によりオーバーヒート気味に。PAごとに休んでの帰路となり、初めてクラブイベントに参加した奥さんを不安に陥れました・・・
● 05FBM・・・初の公式取材(雑誌:TIPO)を受けたときの写真。
ルパン・・・知る人ぞ知る!ルパンV世99話に登場したピンクのプレネール。最後には真っ二つになってしまうが、大活躍する場面が多く登場しました。

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ちょっとお高いフレンチレンタカー2CVは約2週間の付き合いでした。さてプレネールは実際に契約書を交わしたわけじゃな いので、いまひとつ実感が涌かず、《燃え尽き症候群》?しかし12月中旬にフランスを出航し、1月下旬には日本に上陸する と聞かされたときには、初めて実感が涌きました。
そして年が明けた2003年・1月24日ついにやってきました!平日の昼間 ですが、当然仕事などやっていられません、平日にもかかわらず、谷垣さんも立ち会って頂き、ついにプレネールと「御対面 !」「素晴らしい固体です」先に来ていた谷垣さんの短い言葉がこのクルマの全てを物語っていました。写真と同じかそれ以 上とも思える綺麗な内外装、エンジンルームも69年式と思えないほどのコンディションで、幌にいたってはほぼ新品のもの がついました、私のGTLより数段綺麗なものでした。エンジンも好調のようで、水とOILのチェックだけですぐにでも乗れそう な感じです。もちろん手を入れなければいけないところは沢山あるでしょうが、それはこれからのお楽しみです。とにかく一生 もののクルマを手に入れちゃいました。このプロジェクトに御協力頂いた皆様に感謝いたします。イベントでしかお会いできな いと思いますが、見かけたらお声をかけて下さい。