1986 2号


クーラー無しの1号でひと夏を過ごし予想どおりの暑さ(熱さ)だった、99年の春,妊娠お腹が大きい体でクーラー無しのキャトルはきついのでクーラー取り付けを検討。クラブの人達にも聞いてまわる、ご存知のようにキャトルのクーラーは後付のイタリア製【デアビア】この時点で新品ではもう無いらしく、「もしあったとしても取り付け工賃込みで30万ぐらいするだろう」という話で・国産の物の汎用品で付けてもらってもやはり同じぐらいはするらしい。おじちゃんは悩む・・・そこに朗報?クラブの方から「車屋の裏に売り物じゃない、動いていないキャトル発見!一度見てきたらクーラー付いてるかも」早速話を聞いた足でその車屋に話を聞いてみると

◆1986.GTL・険なし・クーラー付き
◆ちょっと前まで代車で使っていたらしい
◆車検を受けようとオルタネーター・セルモーター・マフラーパイプ交換済み「欲しいなら部品代も掛かっているから25万円なら売っても良いよ」と。 【クーラー買えるお金でキャトルが買えちゃうじゃん!】キャトルの活用方法として 
◆クーラーだけ外して1号に移植後は部品取りとして活用するつもりでいた。 私的には機関のためにも・ただでも非力なエンジン にはクーラーは付いてない方が良いと思う。(悩みの種が増えるだけ)結果論

2号仲間入り・全塗装
2号がやってきた!塗装はややくたびれてもいるが大きな凹みなども無く、家に来た時の1号より全然程度は良い、それだけが残念でした。
悩んだ末もったいなくなってきて移植は辞めて、時期を見て手が空いたら色換えで全塗装することに。この頃T・Vのドラマ「ビーチボーイズ」でキャトルが使われたのをきっかけに、大ブレイク値段が異常に吊り上ってしまった。一時的なものでした
この頃はまだキャトル2台体制という「素敵な構想はなかった」

長年実用してきた360ccを手放す決断ができなかったがこの少し後二台体制を決断。頼りないツートップ!
部品取りのつもりで買ったのだったが、程度が良いしクーラーを外してわざわざ1号に移植しなくてもこの車を直せば良いことに気が付き、このままでも面白くないので、全塗装をして(色を変えて)キャトル2台体制にしようかと。ラジエターを外しせっせとエンジンを降ろす準備、横で愛犬
【L】
が「今度はなに始めるの?」と言っているようにも見える
エンジンを降ろす時はチェーンブロックというのでジャラジャラやって吊り上げるエンジン自体はスチールのワイヤーで掛けるのが安全だろうが、私はあえて傷つけないようロープを掛ける。たしかに自分でも「こんな事ばかりしていて良いのだろうか?」と、ふと思うときがある。
エンジンが降りるとフロント周りが軽くなるのでその気になれば後輪を軸に持ち上がる。ここでも動きが取れないので、ステップバンの時に使った代車を改造してシャーシの下に滑り込ませる。
ドアも勿論裏・表塗るので外して単品で塗る
足回り以外はすべて外したのでかなり軽くなった色換えなので中も塗るから、ダッシュボードからすべて外す
これはサフを吹く前の状態。細かな傷を拾いながら足付け、ガラスは外してあるがマスキングをする外を塗っている時中に塗料のミストが飛んでザラザラになるので、中・外塗ると言ってもマスキングはちゃんとする。
いざサフェーサー、エアーブローでペーパーの研ぎかすをしっかり落として、埃がたたないよう床に水を撒く。
                          
いきなり飛んでしまうが塗装終了ガレージの荷物・車達は全員外に出てもらう。
塗料が自然乾燥(完全乾燥)するまで一ヶ月ほど触らない、そして天気の良い日にはこうして日向ぼっこさせる。しかしなんとも不安定な代車。
乾燥後、800#〜1000#の耐水ペーパーで全体をペーパーがけ・ゴミ取りも兼ねて、場所が場所だけに埃はしょうがない。その後ポリッシュ、これが結構肉体労働
奥にひかえしは、ステップヴァン・ライフ全部面倒見るのも大変だ(勝手に)。この頃はライフとステップバン交互に乗っていた、360ccフリークでした。
シャーシも艶消しのブラックで塗りスッキリ・引き締まる。
随分組み上がってきました、この辺りの作業になると、おぼろげな記憶を頼りにいざという時は隣に見本は有ります。

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C1E・エンジン
エンジン・ディスビ側から見た図。家の中に飾っておきたいくらいだ。掃除をしてクランクケースだけ塗った。
塗装を乾かす間にエンジンも化粧直し上から見た図。
OHVエンジン・コンパクト・シンプル、ミッションを切り離して前から見た丸いのはフライホイル
。生まれ変わったエンジンルーム、作業進行中特に悪い所も無く、今回の作業に掛かった費用は実質塗料代だけ、交換部品無し(約5万円)業者に頼めば、エンジンまで降ろして色換えとなると50万はするだろう。
肝心のクーラーは買った時から使い物にならず、原因はコンデンサーのコアにメーターケーブルが干渉していて、穴が開いていた(ガス漏れ)、ここもダメ元で真鍮のハンダで修理。不思議と直る!これでまた数万節約できた。自分でやるメリットはやはりこれに尽きる、他の事にお金が使えるから。 お金が無くても暇がある人は是非実践を。
2号は車検が無い、作業終わり次第 新規車検を受ける(ユーザー車検)つもりなので、車検整備を平行して進める。