La resolution.9

サンドブラストに挑戦

フロントロア・アームブラストをするとこんな感じになりますサラッと書きましたがこの状態にできるまで何ヶ月も掛かりました。
エキゾーストマニーホールドの前?後ろ?出口に付くエアークリーナーと耐熱ダクトで繋がっているパーツ、名前はわかんない。
その表側、同じくらい錆びていましたこの状態は錆びを落とすだけの一番荒い番手のメディアです(アルミナ120#)。メディアを細かくしていけば表面はスベスベになります、用途に応じてですかど。
このロア・アームは、アルミナ120#の後ガラスビーズ120#で仕上げましたまだ若干村は残るものの表面は塗装する為の足付けが入らないくらいの状態になり汚れ・錆び・油分が落ち下地処理の手間が省けます、複雑な奥まったような形状の部分などなかなか処理しにくい部分でも簡単に綺麗になります。
このページから少しイメージを換え違うサイズの画像も入れてみました、ブラストBOX試作1号です、密閉した箱の中でしか作業ができないので作ってみました。勿論製品として市販されていますが簡単に買うのも面白くないので。
こちらは作れそうになかったので購入しました。ブラストのメディアを入れておくタンクです、このタンクに圧力を掛けエアーと一緒に専用ノズルで吹き付けます。
こちらのエアー機器は会社の廃品を利用しています圧力を調整するレギュレーターです。
ボックスを横から見たところです、このアクリルの部材も廃品です。取っ手が付いているところが扉になっていてガバッと開きます、横の穴から手を入れて、通常は二つ付きます両手で作業するので、私は片手なので一つでいいです。このままでは外に漏れるので古くなったトレーナーの袖を切って付けます。
通常は片手で対象物を持って片手にノズルといった具合で作業しますが、持てないので100円均一で買ってきた網を敷きそこに置いて作業をします。
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扉を開けた状態ですなかなかの開放感です、開放感は関係ありませんが周りはアクリルなのであっという間にメディアで曇りガラス状態になります。
シールを貼るほど危険ではないのですが貼ってみました。
ビフォアー・アフターです油のゴテゴテだけ落としたらブラストができます、ボールジョイントブッシュ類は勿論交換します。
その裏側です、ブッシュが入るあたりの形状などのところは道具が入らないので以前はひたすらコリコリ地道にやっていました。コンプレッサーが100Vだから休み休みこの状態にするまで結構時間が掛かりますが、仕上がり手間などを考えるとやっぱりいいです。
ブラストボックスのことをいろいろ調べていたとき、どうしても集塵機もいるらしいネットで情報をかき集め作ってみました「サイクロン」集塵機。材料はガソリンスタンドでもらってきたペール缶・ペール缶から出ている赤い部分はホームセンターで仕入れた「パイロン」三角コーンです、上のグレーの部分は水道・排水設備などで使うUV・VP管です、一度で成功するとは思っていなかったので製作過程は撮影していません。
ブラストボックスとはこんな感じで接続します、ブラストボックスのテーパーの漏斗部分からメディアが落ちてきます、メディアの回収には自由落下で問題はありませんが、サイクロンに接続するとメディア・粉塵両方一緒にペール缶に回収できます。サイクロン上方右に曲がった先は掃除機に接続します、
重いメディアはそのままペール缶へ粉塵も埃のような軽いものだけサイクロンで選別され掃除機に吸い込まれていきます。
ブラストのメディアが出る噴出口白い部分がそれにあたりますセラミックでできていて耐久性を考慮しています、手元にバルブも付いていますが、基本的に全開のままです中途半端にバルブを閉めるとメディアがバルブを削ってしまいます。
2種類準備してみましたが使うのはほぼ白いほうでもう一方は口径の大きいものです、口径の大きいほうはやはりコンプレッサーの容量の問題で実用には至りませんでした。白いほうでノズルの先端の口径は1.8mm、セラミックとはいえ長く使うと減ります消耗品です。
全体像です、エアー圧力・排出量・タンクを加圧する圧力・メディアの排出量全てのバランスが揃わないとメディアすら出てくれません。半年悩みました、理屈が分かると単純なものなんですが、ボックスはキャスターを付け可動式、右奥に見えるオレンジの物が掃除機です。