La resolution.9




前頁に引き続きリヤ・アーム組付けです、ちょっと順番がおかしくなりました トーションバーを入れるときの注意点、M10×350mmの全ネジのボルト・吊り金具を用意、(ホームセンターで買えます)サービスマニュアルにもありますが画像にあるようにダンパーが付く場所にセットアーム側のダンパー取付け位置に吊り金具をセット、シャーシ側のダンパー取付け部に通しアームの基準となる位置を出します。
画像は反対側左のアームです、この状態ではまだトーションバーは入れてません、トーションバーを入れていなくてもアームの支点に付くブッシュがあるので上下に動かそうとしてもそれなりに抵抗はあります手で押して調整できるものではありません。その代わりにボルトを通してアーム側・シャーシ側のダンパー取付けの間隔をマニュアルの規定値に合わせます。
大きなノギスが無くても、スケール・さしがね30cmぐらいの定規があればいいです。間隔は280mmのはずです マニュアルで確認してください、その位置で外側からトーションバーを入れます、スプラインが切ってあるのでアーム・トーションバー・調整カムそれぞれの合いマークがあるので全て合わせた状態で奥まで入れます。スプラインが合っているように見えても距離があるので僅かでもずれていると入りません、無理やり叩かないように 取り返しが付かなくなります。
アームの支点付近に見えるちょっと変な形をしたシルバーの部品は左側アームの調整カムです、調整カムの下に付いている部品を回転させることで偏心して角度が変わり硬さが変わります、のはずです。
ノギスの値でもわかるように28cm(280mm)ですこの作業はあくまでトーションバーをセットするための儀式です。後は角度を変えて。
負荷が掛かっていないとこのぐらいアームは下がります、トーションバーをセットした状態なのでボルトを外してもアームは戻りません。
理屈はある程度判っていても流石に苦労しました、でも何とかなるものです。
ダンパーはドラムを組んでからにします。
マニュアルを見る限りこの画像では(右側アーム)側面に見えている3本のボルトの斜め下のアーム支点 トーションバーを入れる穴とアームに付くドラムのシャフトの差が荷重の掛かった状態で40mmが基準です。
2本並んだトーションバー前側(右側)が左アームから出ているものです、その調整カム部分。
此方は右側アーム調整カム、当然ですが位置が反対側に比べ後方です
リヤ・ブレーキ・ハブに取掛かります、勿論ベアリングは新品ホイルシリンダー・ライニングが付くプレートは先にセットしておきます、奥からシール特殊な形をしたベアリングです、シールは嫌でもベアリングを外す時に壊れます。

ベアリングの下に敷いているのは判らなくなったときによくお世話になります、ヘインズのマニュアルです、私が買った頃はまだ買えましたが、今は入所困難らしいです。
本来ならベアリングを圧入する特殊工具があるのですが、持っていないのでシャフトの内径にぴったりのパイプで叩いて入れました。
ベアリングは付ける前にグリスをたっぷりすり込んでおきます。
ライニングは前後が無く同じ形状でした。
ライニング・ホイルシリンダー・スプリング・ライニング押さえプレートは新しい物に変えました。
此方は反対側同様に。
ドラムもセットしました、センターのベアリングはテーパーローラーベアリングなのでセンターナットを一杯締めこんでから ガタが出ない程度に少し戻してナットのロックキャップを割りピンが入る位置を探し割ピンを入れセット完了です。

フロントと同じようにこの状態で一度ブレーキ調整をして引きずりが無いか確認をしておきます、背面に見える黄色いキャップはホイルシリンダーのブレーキパイプが入る穴です。
真上から見たところ後センターキャップが付きます。