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シャーシも大体終わったのでここからはボディ以外のパーツ・エンジンに取り掛かっていきます。


以前にもチラッと登場したステアリングラックオイルと埃まみれです、丸いヘロヘロの部品はステアリングラックとハンドルから伸びるハンドルシャフトを繋ぐカップリングという部品です、材質はゴムでハンドルボックスにかかるショックや振動などを減らし伝わらないようにするコンピューター制御などしないアナログな分かりやすい部品です。下の画像はその成れの果てです野球のボールじゃないけど麻のような紐状のものが芯でゴムで固めてある部品です。右が新品。かしめで付いているので外すのはちょっと大変でしょう。
グリスと油でゴテゴテの部品を撮っても画が汚くなるので撮りませんでした、部品を全部外し灯油でジャブジャブ洗いました、特に異常は無かったので、シールを少し替えてグリスを新しくしてのO/Hにとどめておきます。
ラックボディは黒ずんでいたり・アルミ特有の白く粉が吹いていたのでブラストをして綺麗にします、ガムテープで目張りをして、突然現れた見慣れぬ部品は随分前直そうと思い買ったけど手放したアバルトA112アウトビアンキのヘッドカバーです一緒にテストピースになってもらいます。
この状態でザットアルミナ120#で地肌まで出した状態です、隣の白い粉はヤバイ奴ではありませんガラスビーズの120#これもブラストのメディアです。
アルミナのメディアだけでは肌がただの艶消しになるし汚れも付きやすいし 塗装などしないこのようなアルミのパーツは仕上げにガラスビーズ吹き表面を滑らかにしてやります。
いい感じになったでしょ、表面処理が無くなっているし汚れが気になる場合さらにクリヤーのエンジンコートなどを塗り防錆の意味を持たせます。
これはタイロットエンド4L・TLなどはこの構造です、GTLのようにボールジョイント部分だけ交換するような構造にはなっていません、外観はブラストをして塗装し直します、ブーツは破れていたけどボール部分は使えそうなのでブーツだけ交換します部品を頼むのも時間が掛かるし部品を特定するのに時間が掛かるので 同じサイズのものを「モノタロウ」で探し頼み付けました、同サイズのものがありました。

掃除をしたパーツ類を組み付けていきます、ベアリング類は問題ないのでグリスを詰め直し組みます、密閉式じゃないベアリングは掃除をしてグリスを詰め直し使用します、ラックボディに付いていたシールはぼろぼろだったのでサイズを確認汎用品で探し付けます。左のパーツリスト・ノギス・長方形の部品はシャーシとステアリングラックの間に入る部品で板の中央付近に空いている長穴の位置が垂直方向に対していろいろ種類があり向きを間違えて組むとトーアウトになったりします、種類があるのがようわからんです。
ラックブーツは交換してあるのか掃除だけで綺麗になりました。
ステアリングラックに付いている丸いゴムのブッシュの穴にはラジエターの付く穴です。
いい感じでしょ。