ここからはミッションの掃除?に取り掛かります。外見上特にOIL漏れも見当たらなし、不具合も無い状態なで ばらしたりオーバーホールはしません掃除のみ。ミッションは流石に片手でオーバーホールは構造上難しいのでやめました。 |
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長年のOIL汚れが溜まっていたので高圧洗浄機でざっと洗いました。 | |
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側面に見える丸く真ん中に軸が見える場所はドライブシャフトが付くシャフト、GTLなどとは違いミッション側に出力軸があります。 | エンジンから切り離しました 側面から見た状態ではOIL漏れは無いかと思われましたが、エンジンとドッキングしてある辺りからOIL漏れが見られました。 |
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エンジン側、クラッチですOILまみれでした見たところクランク側からの漏れではなさそうです。 | ミッション前側 クラッチ機構部分、前に突き出ているシャフトが左画像のクラッチセンターに空いている穴に入りシャフトの付け根左に伸びている歪なアーム状のものがクラッチフォーク・丸い部分がスラストベアリング、フォークの動きでスラストベアリングをクラッチ側に押し出しクラッチ側の放射線状に配置されているプレートを押しクラッチが切れる仕組みです。 |
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クラッチフォーク・スラストベアリングが付くプレートの裏側 | 表側のOIL漏れの状況からして メインドライブシャフトのシールが駄目だなと思い蓋を開けました、中央にある円形の部分がシールです、かなりクタクタになっています、交換ですね。 |
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ミッションの中、ケースの周りにヘドロが堆積していますミッションはこれ以上開けないので中にごみを落とさないよう気をつけて掃除します。この細いシャフト一本にエンジンの駆動力が全て掛かります。 | 右側に見える大きなギヤがデファレンシャル部分です、マニュアルでは見てますが実物は初めて見ました。中央やや左側のピッチの細かいギヤの上にもう一つ小さなギヤはスピードメーターケーブルの駆動ギヤです。GTLとは構造が違います参考にしないでください。 |
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ミッション右側側面、OIL分は全て落としましたがこれ以上は綺麗になりません、どうしましょ。 | 重くて大変でしたが穴は全てマスキング ブラストしました。アルミナ120#で全体をブラスト後、ガラスビーズ120#で表面の艶出しをします、 |
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ルノーマークや製品の品番などが見えてきて面白かったです。横の丸いのはドライブシャフトOILシールの受け皿というか蓋せっかくだからシールを替えておきます、ミッションとの接触面は髪の薄いパッキンだけなのでOILストーンで当たり面を綺麗にしておきます。 | ![]() |
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シール・パッキン共に注文したものと違うものが来てしまったし、海外から取り寄せているので、注文し直すのもお金が掛かりもったいないから、シールはサイズを計測 汎用品を探しました、パッキンは自作です。 | よほど特殊な形状じゃない限り探せばあります。 |
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上の蓋では味気ないのでシールケースにしておきます、そのシールケースの取り付けボルトのストッパー(緩み止めのプレートです欲しかったけど見つからなかったので再使用です。 | ミッションマウント |
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クラッチフォーク | |
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スラストベアリングは新品です。ミッションとクラッチを仕切るプレートのパッキンも自作。 | |
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いろいろ仕上げていき気が付いたのがこの先を曲げたロッド、この曲がった部分に運転席から来たクラッチワイヤーに繋がるリンク部分があります、このロッドはクラッチフォークと繋がり押し引きをします長年の負荷に磨り減って首の皮一枚です。作り直そうかとも思いましたが、溶接で肉盛りして対処しました。 | |
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メインドライブシャフトのスプライン(ギザギザ)がクラッチプレートに入りエンジンの動力をミッションに伝えます。 | ![]() |