La resolution.9

番外編ガレージ改装



何故こんな事になったか経緯を説明します。事の始まりはガレージとは直接関係の無いコンプレッサーでした、2014秋ごろからブラストで酷使してきた 30〜40年物の100V1馬力コンプレッサーから異音がするようになり、それでも騙し騙しその年の暮れまでは使っていました。まだこれからボディの板金塗装が控えているので突然壊れ作業がストップする事態もありうるので、オーナーと相談の上新しい物(100v1馬力)を購入することにしました。折角だから不調になったコンプレッサーをO・Hして2台並列に設置して容量を稼げないかという予定でいました
今まで使用していたものは騒音のこともあり、ガレージじゃなく隣接する物置小屋(6畳)にあるので新しく購入する物もそこに置く予定でスペース確保のため荷物を整理していたところ、床が一部ブカブカするのでおかしいなと思い少し剥がしてみるとシロアリに遣られていました。そのまま蓋をするわけにもいかず、床全体に拡がっており放置できないので急遽レストアは中断。床全部を撤去、枠組み自体は大丈夫なので補強を入れ補修は済ませることに。レストアのタイミングとしてシャーシも終わったので、外にシートを掛けておいてあるボディと入れ替えるつもりでしたが、いくらシートを掛けるといっても折角仕上げたものを何年も外に置くのは・・・何とかならないか、その為に屋根を作ったりするほどスペース的に余裕もない。物置小屋は床を撤去してフラットになり6畳の広さがあればキャトルのシャーシは入ります。でも車を入れるような大きな間口はない、隣接するガレージ側に引き違いのサッシがあるにはあるが、ガレージ側には間口1m程度の片開きドアがあるだけ、キャトルが小さいといっても通らない 。物置側の開口はサイズ的にはクリヤ。対面するガレージの壁を抜き扉を付ければ物置小屋に入るな。
やり方は後から考える。
改装前のガレージ物置小屋側の壁、親子扉があるだけで流石にシャーシは通らない、この扉を撤去して1軒(1800mm)の開口を作る計画。
サラリーマンであるが職業設計、作業途中で変更も出てくるので、あえて図面は書かない頭の中で考える、低予算なので材料はホームセンターで2x4の木材を加工扉枠にする。健常者だった頃使っていた道具は全部残してあるので引っ張り出してきました。
最初に枠となる部材に溝を掘ります。
これがテーブルソー、本職じゃないので安物ですリビングのクローゼットを作る時に買いました。 それなりに場所を取るので邪魔だな 使うことあるのか?と思いつつあっちにやったり こっちにやったり10年処分せずに置いてありました、捨てなくて良かった。
使いこなせるか少しは不安がありましたが一本目の枠に切込みを入れたとき なんとかなりそうと自信を持てました。片手なのでとにかく安全第一で無理はしませんでした。
そもそも安全第一にものを考える人はやらないでしょうが。
なんとか溝の造作はできました、やっぱり道具です。
枠を組んでみました、枠の中の板はコンクリートの型枠などに使う片面が塗装してあるコンパネです、方枠に使う位だから防水も期待できるかと思い選びました、枠の溝はこのコンパネを入れるための溝です。扉の大きさはコンパネを半分に切った大きさ 縦幅はそのまま基準で作ってあります。
2枚できました、開け閉めにスペースが居るので右開き・左開きの扉じゃなく、吊り戸にする予定です。
扉の大きさが決まったところでガレージの工事邪魔な柱を撤去必要な部分へ新たに立てます。このガレージも作ってから20年が経ちますがしっかりしています今のところ何の問題もありません。
ガレージ内の荷物は外に出せないので、あっちにやったり こっちにやったり作業スペースを確保するのが大変でした。
向こう側に見えるのが物置小屋、青い吐き出しのサッシが入り口です サッシの扉を外せば1600mmほどの開口になるのでタイヤが付いた状態で余裕で通ります。ガレージ側の扉の位置は物置の開口の位置基準で決めます。
吊り戸用の金具を付け高さ、開け閉めの動作確認をします、ここまで不思議なくらいスムーズに事が進みました。
吊り戸だからガレージ内に出るのは枠の幅4cmだけでスペースを犠牲にしないし物を立て掛けない限りそのまま開け閉めができ便利、扉1枚の重さはそれなりにあるけど吊り戸構造のおかげで開け閉めは片手でラクラク
工事中はキャトルも外で待機、雨の進入を防ぐためにひさしも作りました。
ガレージ外から見たところこんな感じで壁の中に入るようなイメージです、まだ柱はむき出しですが、板金物で囲います。
上記画像の対面の柱こんな感じで囲い壁の隙間はコーキングを入れます。
足元は後でゆっくりやります。
キャトルは出しますがプレはそのままビニールシートを掛けて。
外から見たところ。大体イメージ通り。
外壁もヤレてきたのでそのうち塗ります。
扉も枠が未塗装なのでこの後塗ります。
ガレージ内から見た感じ。
いい感じになりました。
扉の上はレールで位置が決まっていますが、下もガイドを付けます、これが無いと風でバタバタしてしまいます。
ガイドに使ったこのステンレスの板は会社の廃棄物置き場から拾ってきたもの。
室内側扉の持ち手
吊り戸全開にしたところ。
工事の為に一時移動していた物置の荷物を何処にしまうか問題です。
扉外側だけ塗りました、中も塗ると暗くなるからやめました。
左右の扉は表から見えないところで重なり合うようになっているので外から見ても隙間はありません。
扉の上横に走っているのが扉を吊っている枠、この枠の上に9mmの鉄の丸棒が走っていてのこを吊り金具が走ります。
数日掛けて小屋の荷物を整理してプレネールのシャーシを入れました。台車じゃなくタイヤを付け半自走で入りました、至福の一時ですこの為に4ヶ月頑張ってきた。
まだ全ては片付けていませんが、シャーシは収まったのでボチボチやっていきます。
これが半自走の為に付けた仮のハンドル。
こんな感じでシャーシからステーを出し固定しています、公道を走るわけじゃないからこれでいいのです。
事の発端のコンプレッサー、手前は新規で入れたもの、奥は格安で仕入れた中古1馬力のコンプレッサー。コンプレッサーは始動時・再起動時に沢山の電気を使うので単独回路が望ましいらしいので自宅配電盤からブレーカーを付け2機分、枝分かれ無しの単独回路を2つ引きました。OH予定だったコンプレッサーは致命的な問題があり部品も出ないこともありお役御免となりました、タンクは予備タンクとして使用、タンク3つで約100L・100v2機で2馬力余裕があるととてもいえませんが、前よりましだろう塗装もなんとかなるかな。