ボディ左側面・5


前頁に引き続き、内側パネル作成 これがほんとうに大変。何度も書くが、図面があるわけじゃなし(カスタムカー)少し削り合わせの繰り返し。
サイドシル上のパネルは配線の関係で、取り外しできるようにするので溶接はしません。
大まかに切り出した側面パネルにはプレスラインはもう入っています。作業工程は省略。
側面パネルを借り付けするのに、固定用としてアクリルパネルを使うのは全ての基準はサイドシルのプレスラインにあるため、ここがずれていると意味が無いため、ずれがないか確認しながら行うため。
黒い側面パネルと新設のパネルは突合せ溶接なのでぎりぎりまで隙間を無くします、一方隙間ゼロでも溶接の熱で膨張歪が出るので、それを見越したわずかな隙間も必要です。
全て点付けで借り付け完了。
溶接を流す(連続)で行わず、点付けの間を埋めるように溶接をします、同時に余分なビートは削ります。
こんな感じでね。
この継ぎ目はパテで成型するため、理想は歪は最小限。
溶接はほぼ終了。
全ての工程の説明は省略。
フェンダー側の歪が大きく少し苦労をしました、って言われても分かりませんよね。
フレームとの隙間も成型していきます、(アルミファイバーパテ)
アルミパテを研ぎ、大まかなラインが出たらピンク色の中間パテでもう少し広い範囲の歪を取ります。
この段階でパテでの成型はほぼ終了の状態にまで仕上げます。
見た目は良くありませんけど。右側パネルの成型は約7ヶ月。左側面は約3ヶ月。もうやることは無いはずですが、もう一度機会があれば2ヶ月でできるでしょう。作業は週末だけです。
なにが始まったかというと、張替え予定の幌の枠を借り付けして、改造(カスタム)終了した、ボディのマッチングを確認するため付けたところです。
幌張替えはガレージでは行えません、ボディ形状も大きく変わっているため、ボディごと幌張替えに出します。塗装を終えてからでは、傷をつけられるのも嫌なのでサフェーサーを塗った状態で持ち込みます。
幌の張替えから戻ったら、すぐに塗装ができるように全て仕上げておきます。
リヤハッチも幌作成に関係しているので板金は済ませます、リヤハッチに関してはあまり詳細を書いていませんでした、水色で錆だらけの・・・・錆と一緒に塗装も全て剥がし、全体にPOR15を塗りベースとしました、覚悟はしていましたが状態は悪く、アルミファイバーパテのお世話に。
何度もこのリヤハッチの板金はしましたが・ラインが複雑で嫌になります。研ぎは全て画像内にあるペーパー台です、20年ぐらい前に作ったオリジナルです。
サフェーサーを研ぎ、足付けではありません、歪を取ります、画像内の薄いグリーンのパテは細かい傷ペーパー傷などを消すための仕上げパテという分類のものです。