入院
リハビリ
現状
退院
発症・半年
入学
発症・1年
帰郷
もう2年・まだ2年
3度目の春
うまくはかないもの

発祥当時 ・ MIR



自覚症状
闘病日記といっても詳しく記録を残していなかったので、覚えている範囲で記録します。後遺症でいくつかのアプリケーションは復元できませんでしたが、メモリーは無事でした。2004年8/31にはっきりとした自覚症状が出るひと月前ぐらい、なんだか凄く目眩がして仕事にならないので、一時間ほど横になって休みましたがすっきりはしませんでした。仕事を再開すると知らない間に目眩は無くなっていました。夏真っ盛りの暑い日でした。何故このめまいをあまり気に留めなかったのかさかのぼる事9ヶ月、この年の初めに雪が降ったので、自宅の裏の堤防で息子をそりに載せ、ロープを付け1時間ぐらい引っ張って走しり回りました。「ゼーゼー」言いながらもう駄目だと、暖かい部屋に入ったら頭がくらくらめまいがしました。すぐ治まるかと思っていましたが、なかなか治まらず2日ぐらい続いたので気になり病院に行って見てもらったら「血圧が高いですね」?普段余り運動しないのに急に激しい運動をしたから血圧が上がったみたいです。血圧を下げる薬を貰い、その時は治まりました。
 
そのほかに思い当たるのは、仕事柄(自動車板金・塗装)車の下に潜ることが有ります、起きている状態から寝た状態に(頭の位置が下がる)その時に、目眩かどうか区別は付きませんが、飲みすぎた時横になると天井が回っている状態の軽いものが有りました、(何でだろう?)起き上がるとなんともありません。動きすぎ?寝不足?また血圧がちょっと高いのかな?程度に思っていました。これも今思えば9ヶ月前のも症状の出初めだったのかも?後の祭り


あれっ?動かない(TIA) 一過性脳虚血
2004年8月31日夜、自宅で床にあぐらを掻きテーブルの上に手を置きテレビを見ていました。コーヒーも飲み終わり席を立とうとしたところ、あれ?何かおかしいテーブルの上に置いた左腕が動かない!「なんで?」痺れてる様な感じも無い。でも力が入らない、普段なら何の意識もせず動いていた腕が、動かそうとしても動かない。その時はそれ程深く考えず右手で掴みよいしょと動かしました。奥さんに「腕が動かなかった、おかしいな?」と言って,立ち上がろうとしても左足も動かない、腕と同じようにまるっきり動きません。それでも無理やり右手右足だけで立ち上がって、近くのテーブルにつかまり立っていたら少しずつ感覚が戻ってきたその間2〜3分の間元通りに動くようになりました。まるで他人の手足でした、はっきりとした自覚症状が出たのはこの時が最初です。
脳は大丈夫ですか?
この一ヶ月ほど前に会社で健康診断に行き、結果は別に異常も無く、安心していました。
麻痺は一時的なものだけで意識もしっかりしているし、奥さんと「どうしよう、今日はこのまま寝て明日朝起きて何も異常がなかったらそのまま仕事に行き仕事帰り病院に行くは」と言って寝ました。結果的に仕事には行かず、朝大きい病院に行けばよかった・・・・・
次の日朝起きてもいつもと同じ何もおかしな所は有りませんでした。そのまま仕事に行き1日働きましたがなんの異常も無く仕事が終わってから。以前「十二指腸潰瘍」を患い通った個人病院へ行きました。昨日の夜の症状を説明したところ、「取り合えずレントゲンを撮って見よう」と首(頚椎)のレントゲンを。その診断結果は「頚椎の変形がみられ骨と骨の隙間が狭くなっているのでそれにより神経が圧迫・末梢神経が圧迫から来る一時的な麻痺」という診断結果だった。本来高齢者に見られる症状の場合らしいです、年齢を重ねると骨が変形(潰れて)末梢神経を圧迫し一時的な麻痺を起こするらしい。

脊椎の変形と言われれば、身に覚えが無い訳でもない、レースやってた頃に転倒 して幾度となく頭(ヘルメット)を打ち付けている、「次の日はいつも、むち打ちみたいに首が痛かった」「今頃つけが回ってきたか」と思いました、これが無ければお医者さんの言う事鵜呑み にはしなかったのですが・・・・
、診断結果を聞き先生に「
脳は大丈夫なんですか?」って聞いたのですが。先生は「大丈夫!頭は心配ない!」と言ってくれました。その話を勿論信用しました。病状にもよりますが時間が許すなら一つの病院で結論を出さず2・3件回った方が良いと思います。


大丈夫と太鼓判を押してくれたのだから
あ〜あ良かった!と帰宅しました。 家に帰ってから奥さんに報告「良かったねそれ位ですんで」まさか一週間後に入院するとは夢にも思わず。TVでよくやっている「家庭医療番組」など見ていて、脳卒中・脳梗塞の病名ぐらいは知っていましたが。病院に行ってから1週間の間に3回、一時的な麻痺が有りました、一度は自宅でテーブルの横に立っていて動こうとした時に、手は動きましたが左足の麻痺を感じました、ほんの1・2分で元に戻りました「またか!」それから3日ほどたった週末今度はまたテーブルの前に立っている時、ふーっと腰から下の力が抜けるような感覚、この時も腕は動いたのでとっさにテーブルに手を着きその場は持ち応えました、これもほんの1分ほどで回復しました。その次の日これはちょっと怖かったです、オートマチック運転中道路沿いのコンビニに入ろうとしてウインカーを出して・ブレーキを踏み左手はオートマのレバーの上、ハンドルを握るのにと左手を動かそうとしても動きません、「今度は腕か!」いや!左足も動かない!オートマなので困りませんが。とっさに片手でハンドルを切り無事停止。奥さんと子供も同乗していました!何故かその時は言い出せず、先に店の中へ入っていきました、私もはいずり出す様に車の外に出て麻痺が引くのを少しの間車にもたれて待っていました、ほんの数十秒で戻りました。ちょっとふらふらしながらその場はしのぎました。

ですが先生は大丈夫って言ってたし。またか!と、あまり深く考えませんでした、それ以外仕事中も全然問題ありませんでした、頭もふらつくわけじゃないし。でも家で相談の結果流石にもう一度病院に行った方が良いかな? 今思えば何でもっと早く行かなかったのか。
自分だけは大丈夫と過信していた事は事実です。後悔しても始まりません。 どうしても大きな病院というと、待ち時間の長さなどを考えると一日仕事休まなくてはいけない。これだから嫌です、私は別に仕事人間じゃないのですが?たった一日仕事を休むのをためらい、取り返しのつかない事になる。週末麻痺が出た次の日にすぐ病院へ行けば後遺症もきっともう少し軽かっただろう。


 2004・9/7
いつものように仕事に出かけました、帰りには病院に行くつもりで、AM8:30いつものように仕事を始める体には異常なし、そしてAM10:00「休憩しようか」休憩している時に異常に気付きました。「ろ.れ.つ.がまわらない」同僚によると顔の左半分「ダラーんと弛(たる)んでいる」と言われ、流石にちょっとまずいな!と思いました。社長に会社の近くの病院に連れて行ってもらい診察を受けました。今の状態を説明して問診を受けました「今日は何年何月何曜日ですか?」それぐらいはすらすら答えました。
次に「100ひく7は」・「93」・「97ひく7は」・「86」・「86ひく7は」・「79」何んで算数?、脳卒中の疑いがある時の問診らしいです。
結論は
脳梗塞の疑いが有るので、紹介状書きますからすぐに大きな病院に行って精密検査受けて下さい!ええっ〜〜〜〜でした。