目標2005・2
年末に免許更新のはがきが来た、「ヤベッ」こんな状態じゃ免許取り上げられちゃう。本当はそんな事無い、「オートマチック車に限る」などの条件は付くが。そんな条件付けられたら、マニュアル車が運転できなくなる。それと苦労して取得した、大型2種免許が無くなると職場復帰する時困るので、本当はいけない事だが、なんとか隠し通して更新できないものかといろいろ策を練る。ばれたら、ばれた時、でも左手のだら〜んはまずいので、怪我もしてないのに包帯を巻いて三角巾で吊りました。ばれやしないかとドキドキしながら、杖は突いていましたが新しいリハビリのおかげで、左足の外旋は出ませんでした。無事隠し通し免許更新成功。次の更新は5年後、その時はコソコソせず更新できると思います。
症状固定2005・3/7
身体障害者手帳の交付請求のために医師に書いてもらった診断書です。脳梗塞による四肢麻痺の状況は改善されていない。早い話、病気は治っているが、後遺症が残った。これ以上医学的には回復の見込みは無いということになります。
身体に障害のある方が福祉の援護を受けるために必要な手帳です。
対象となる方・・・
視覚、聴覚、平衡機能、音声・言語機能、そしゃく機能、肢体不自由、心臓機能、じん臓機能、呼吸器機能、ぼうこう・直腸機能、小腸機能、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能のそれぞれに永続する障害がある方に交付されます。 手帳は障害の程度によって1級から6級に区分され、等級に応じて各種福祉サービスを利用することができます。 手帳の申請には、身体障害者福祉法で定める指定医師の診断が必要です。
身体障害の分類
部位による分類
身体障害者福祉法の対象となる障害は、視覚障害、聴覚障害・平衡機能障害、音声・言語障害(そしゃく障害を含む)、肢体不自由、心臓・腎臓・呼吸器・免疫等の内部障害の5種類に大別される。例えば脳梗塞で倒れた人の場合、脳梗塞の後遺症によって生じた肢体不自由は同法で支援の対象となるが、併せて記憶障害などが発生しても、それ自体は身体障害として認定されない。
これら5種の障害の中で最も多いのは肢体不自由で、身体障害者手帳を交付されている人のうち、約半数を占める。視覚障害・聴覚障害・言語障害は、該当者こそ増えているものの、全体の割合からいくと年々減少の一途をたどっている。その一方で、内部障害は該当者・割合ともに増加している。身体障害者が増加しているにもかかわらず、内部障害者の割合が増加しているのは、一つには内部障害として認定される器官が増えたこと、もう一つには内部障害の原因となる疾病(糖尿病や心臓病等)にかかる人が増えたことが理由だと考えられる。
身体障害者は年々増加している。身体障害者には高齢者が多く、65歳以上の割合が60%以上を占めている。日本の人口における高齢者の割合が増加していることから、今後も身体障害者の人数は増えていくものと思われる。また障害者を隠そうとする風潮が弱くなり、障害の認定を受けるようになったことも一因だと考えられる。ひと月ほどたって身障者手帳が送られてきた。
もう病気は卒業、障害者であって病人じゃない。
2級・1種
障害名
脳血管障害による左上肢機能の全廃 2
脳血管障害による左下肢機能の著しい障害 4
介護保険制度
自宅の改造などに利用しました、この制度ができたとき40歳で、「介護?」「保険」もうそんな歳かよ!老人扱いだ。腹が立つよりショックの方が大きかった、給料から強制的に引かれるので払っていましたが。まさか利用するようになるとは・・・・【階段に手摺を付けたり、浴室の扉の改修】補助の上限が20万で枠内一杯使いました。
介護保険制度は寝たきりや痴呆などで、常に介護を必要とする状態(要介護状態)や、常時の介護までは必要ではないが、家事や身じたくなどで支援が必要な状態(要支援状態)になったとき、状況に応じて保健・医療・福祉のサービスを総合的に受けられる制度です。
介護保険制度は、65歳以上の方全員と40歳から64歳までの医療保険(国民健康保険や会社の健康保険など)に加入している方が対象となります。
<40〜64歳の方>
初老期痴呆、脳血管障害など老化にともなう病気(特定疾病)によって介護が必要になった方
相変わらず食事は憂鬱、
前にも紹介したように、舌・のどの筋肉の麻痺の影響と思われる、本来、食べ物が口に入ると口の奥に、喉へと送るような運動をするはずだが。私の場合うまく送れない「別に意識もしていないが」送るどころか、押し出そうとする上に若干の感覚麻痺で、なんともいえない気持ち悪さ。味覚も少しおかしくなっていて、味がはっきりしていないと美味しく感じられない。発症から半年間位続きました、ある意味、体の麻痺よりつらかった。「何時まで続くんだろう・・・」それと同じくして頭も始終、ボ〜ッとしていてスッキリしませんでした、何時も寝起きのような感じで、気を抜くと寝てしまうような状態が続きました。喉の調子と合わせて半年をすぎたぐらいから、スーッとひいていきました。外の世界
リハビリを診療所にかえてから、姿勢も良くなり、歩き方も上達しました。脳卒中患者の四肢の特徴として、ほっておくと足は伸びる方向(突っ張る)、腕は筋肉の硬縮で曲がる方向に進む、手は握ったような状態になる。診療所のリハビリの治療方針はこんな症状を少しでもやわらげ、今動く(反応のある)筋肉でいかに効率よく使って歩くかを教えて頂ました。知らない人が聞くと不思議でしょうが、麻痺の状況は変わっていません。簡単には説明はできませんが。そのおかげで、買い物にスーパーやデパートなどに出かけた時などは、杖無しで歩くようにしています、杖無しで歩けるようになりました。そのスピードは遅くて子供達が歩くのにも付いていけない位ですが、確実に進歩はしているようです。
でもちょっと油断するとつまづきます、あと怖いのは子供と立ち話のおばさん達、動きが読めないし、咄嗟に動けないから。肩でも当たろうものなら平然と立っていることは出来ません。杖を持っていれば、相手も意識してくれますが、持っていないと健常者(人ごみの中)の1人として相手も動いてくるから、凄く緊張します。歩いている間ずーっと緊張を強いられます、転びやしないか・つまずかないか・・・どっと疲れます。
頭の中はこんな具合です、「左足を出すぞ、背筋を伸ばして、体は傾いていないか、かかとを着くように意識しろ、足首は、靴底は地面と水平か?」足首にはまったく力が入らないから、気をつけないと簡単に足首を捻る。最悪足首骨折、もう一つの緊張は、足をついたとき、以上一連の動きができていないと、膝が折れる、「足をついたぞ、膝を伸ばす意識をしろ、意識を集中しろ!」この動きがうまくいったとして、その後がまた、右足から左足に体重・重心が移る「体は傾いていないか、体の傾きに意識を集中しろ!よし」といった具合に、頭の中のコンピューターはフル回転。移動している間・歩いている間はずーっとこの状況が付きまといます。この一連の動作をスムーズに出来るようになるまでは、歩く事は重労働でした。健康な時には寝ぼけてても無意識でできていた・・・・泣き言を言っても始まらないが、それが現実です。
退院後初めてのエスカレーターなど、走っている車に飛び乗るぐらいの勇気が要りました(実際やったことはないけど)
健常者
の時には気にもしなかったことが、次々と難問として降りかかってきます。ペットボトルの蓋を開ける、最初は口でやってました、でも歯が悪くなりそうだから考えました。キッチンの引き出しに本体を挟み右手で開けます。大変なのは毎日の服の脱ぎ着くちをつかってやります、汚いなんて言ってられません。手が塞がっている時は口でくわえます。いまさらですが、世の中は健常者基準で考えられているんだなって。バリアフリーと言っても、お役所の健常者の人の頭で考えても分かるまい。目の不自由な方には申し訳ないが、点字ブロックでさえ、足首を捻る始末。避けて歩きます。