ノストラダムスの予言もはずれ人類滅亡もしなかった1999年12月。年の暮れ。一本の電話
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トロワ到着一週間前に勤めていた会社が倒産!普通の常識を持った大人ならレストアも断るのでしょうが。何の根拠もありませんが「何とかなるだろう」 と ハローワークに通う、まだただの車いじりの好きな、おじさんでした |
田畑に囲まれた岐阜の田舎道を、積載車に揺られR3がやって来ました。事前に写真は見せて頂いていたので、特別驚きもしませんでしたが、本当に動くのか?って感じでした。 |
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《第一印象》どおり案の定、エンジンはかかるのですが、チョークを戻すと止まってしまう、仕方なく陸送屋さんと一緒に押して家の中に・・・ |
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ボンネットが外れそうだから、ガムテープで止めてあるんじゃありません。積む所が無いので、毛布を被せてその上から新品の(デッドストック)ボンネットをガムテープで止めてみた、といったところですか。変な生き物みたい???! |
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バックショット良い味出してます。隣GTLと新旧そろい踏みといったところです。テール回りべつにツートンじゃありません、 フェンダーに錆止めが塗ってあるのです。田舎でしょう、見渡す限り田んぼ |
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見慣れないパイプは、列記としたバンパーです。ナンバーも見慣れないナンバー枠はペイントで数字はスタンプ! |
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キャトルと同じでやっぱり床はウィークポイントです、一面(錆の海)かなり鉄板も薄くなっており、ぶかぶかしてました。 ハンドルの細さが良いですよね! |
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見慣れた風景、シートは生地の張替えも有り谷垣氏自身がおこなう為、積まれていませんでした。シートはパイプフレームに生地を張ったハンモックシートです。 |
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キャトルに比べて いちだんと広々としたエンジンルーム |
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サイドから見た全体像です、見てのとおり表面にまで浮いてきてるような錆はありません、(この時代の車は鉄板の材質が良いのか) または日本との気候の違いなのか、 |
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運転席ドア後付けでミラーが付いていた後は有りますが、基本的にはこの時代の車はミラーは付きません。《目視》 ドアのヒンジもTLまではむき出。前のちっこいのは駐車灯です。 |
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ボンネットの上のボンネットを降ろしたところ、黒い方は新品ですとなりの付いていたボンネッの状態が悪い為、交換用に詰まれて来ました。このボンネットが後レストアの大きなポイントとなります。 |
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【外観を見た限り】想像していたコンディションよりいいものでした。が ボディ全体ボコボコです。このコンディションも作業進行(方向)を左右することに。 | |
この時点では、この車がどれだけ変わってくれるか(綺麗に)想像もつかないんですがやりがいのある車だということは確かです。後ろに見えるのが作業スペースのガレージです。2台入るのですが、レストアが終了するまでは、一台は外に出ててもらいます。このガレージをトロワが出るのはいつのことか・・・ | |
こうしてみる限りキャトルと違いはそんなに余りありません、バンパーは、フルゴネットなどのように丸パイプです。 | |
ボンネット・マスク、ラジエター用のスリット4Lなどのようなグリルは付きません、その下の544・DDはナンバーその下のメンバーに開いている丸い穴はクランク棒を入れる為の穴です。 |
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車に積まれていた《お宝》?輸入の為に欧州で整備した時の交換パーツらしいです。シリンダーライナー・ドライブシャフト・ヒーターコアなどets・・・ | |
フロントウインドに張られている青いステッカーは車検のステッカー。1990までは車検を受けて実働していたようです。 |
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ホイルはホイルキャップの付くタイプですが、R3には付きません。不思議な事にタイヤは新品です。 |